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電王戦のよくある誤解

(よくある誤解1)プロ棋士は、CPUの研究が必要である。
第3回電王戦の統一ハードのCPUは、Intel Core i7-4960X Extreme Editionです。
もしIntelに転職したいプロ棋士がいれば、研究が必要かもしれませんね。

(よくある誤解2)ソフトには、いなば戦法が有効である。
稲庭(いなにわ)戦法なら有効かもしれませんが、稲葉戦法はまだ未発表です。
稲葉陽七段が、将来発表するかもしれません。

ちなみに、大庭美夏&大庭美樹女流は、おおばであって、おおにわではありません。


(よくある誤解3)プロキシは、ネットでの匿名性を高めるのに有効である。
プロキシサーバーは確かに匿名性を高めてくれますが、それを利用して、電王戦に敗れたプロ棋士を誹謗中傷するのはいけないことです。

(よくある誤解4)Ponanza開発者の山本氏は、電王である。
電王はソフトなのでPonanzaですが、開発者である山本氏は、もしかして仮面ライダー電王に変身できるのかもしれません。
おそらく将棋電王トーナメントの副賞は、仮面ライダーベルトだったのでしょう。(未確認情報)

(よくある誤解5)BonanzaとPonanzaは紛らわしい。
ボナンザとポナンザは紛らわしいですが、BonanzaとPonanzaが紛らわしいという方は、眼鏡かコンタクトレンズを着用することをお勧めします。

(よくある誤解6)電王戦でプロ棋士が負けたら、棋界存続の危機に陥る。
例えば、将棋ロボットが、寒いギャグを言ったり、カツラを取って受けを狙ったり、長いネクタイをしたりとか、そういう事態になってしまったら、コンピューター将棋は人間を超えたといえるでしょう。
電王手君の開発は、そのための第一歩ですが、人間を超えるのは、まだまだずっと先の話です。

(よくある誤解7)なぞり将棋は、つまらない。
なぞっちゃいけないのなら、定跡使えなくなっちゃうし、量子力学相対性理論も使えなくなってしまいます。
人類の歴史は、なぞりの歴史であり、人間の進歩は、なぞりによってもたらされます。
プロ棋士の全棋譜を完璧になぞることが出来れば、棋力が一気に上がりますし、教科書を全部なぞることができれば、一流大学合格も簡単なのです。
さあー、あなたも今日から、Let's な・ぞ・り!

(よくある誤解8)10年後は将棋ソフトを研究して、今よりもプロ棋士が強くなるが、ソフトの方は格段に強くなっているのでプロ棋士は勝てない。
果たして今から10年前に、現在のこの状況を予測できたでしょうか?
それを考えると、10年後は人間の想像力を超えた、さらなる変化がIT業界や人間社会に訪れることでしょう。
その頃には、脳研究が進み、人間の処理能力と記憶容量が大幅にアップすることが可能で、人間の脳をつないでクラスタ化することにより、プロ棋士は遥かに強くなっていることが予想されます。
未来の将棋ソフトファン「他人の脳をつなぐなんて、ずるい。一人で戦えよ!」
未来のプロ棋士ファン「何いってんだよ。GPS将棋2024は、53万台もつないでるくせに卑怯だ!」
そんな、ほのぼのとしたやり取りが、第13回電王戦では、行われているのかもしれませんね。