twitter:亜亜亜  ブログ2:秘密基地  ブログ3:亜流(工事中)

ブログマップ

亜空間ブログ 電王戦を中心とした将棋関連の長文考察

亜亜亜ブログ 将棋を中心としたちょっとした話題やくだらない話題

亜流ブログ  更新予定(多忙なため未定)

 

電王戦の歴史&資料集 (1) (2) (3)

 (3)は更新予定

将棋・棋界に対する誤解 (1) (2) (3) (4)

電王戦 よくある誤解 森下案 理想的持ち時間 ソフト差し替え問題

その他 ヘボ将棋鬼のごとし 「あ」とは何か?

 

電王戦の歴史&資料集(3)

<電王戦タッグマッチ>


--- 更新予定 ---


<ここまでの電王戦・戦績>
プロ棋士  3勝8敗1分(勝率2割7分2厘)
元プロ棋士 0勝1敗
     3勝9敗1分(勝率2割5分0厘)


プロ棋士  1勝0敗(電王戦以前)
女流棋士  0勝1敗(電王戦以前)


A級     0勝1敗
B級1組   1勝1敗
B級2組以下 2勝6敗1分

(屋敷プロは対局決定時にA級だったが、4月の対局だったので、B級1組とした)


<電王戦リベンジマッチ 激闘23時間>
2014年7月19日~20日 ×菅井竜也VS習甦○(持ち時間8時間)
電王戦リベンジマッチ 激闘23時間 | ニコニコ動画
http://ex.nicovideo.jp/denou/revenge23/


棋譜(菅井五段がリベンジ失敗!!144手19時間半の死闘に終止符!)
http://kininaruuwasa.blog.fc2.com/blog-entry-683.html


日刊SPA!(無謀なまでの完徹23時間!「将棋電王戦リベンジマッチ」観戦記)
http://nikkan-spa.jp/683433


週アスPLUS(将棋電王戦リベンジマッチで習甦との19時間半におよぶ激戦で力尽きる)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/239/239605/


<電王戦エキシビションマッチ>
囲碁・将棋・電王 | ニコニコ超会議
http://www.chokaigi.jp/2014/booth/cho_igoshogi.html


棋譜ニコニコ超会議3 豊島&YSSがPonannza,習甦,ツツカナのチームを破る!)
http://kininaruuwasa.blog.fc2.com/blog-entry-440.html


電王戦勝利の最強若手棋士が再びコンピュータと対決【ニコニコ超会議3】
http://nikkan-spa.jp/634269


<第3回電王戦>
2014年4月12日 第5局 ×屋敷伸之 VS Ponanza○(持ち時間5時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg87265


ニコニコニュース(第3回 電王戦 第5局 観戦記 大崎善生
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1034773


マイナビニュース(約1カ月の激戦をプロ棋士と開発者が振り返る)
http://news.mynavi.jp/articles/2014/04/13/denou3/


週アスPLUS(ponanzaの勝利で幕を閉じた電王戦第五局の一部始終レポート・対局編)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/215/215335/


週アスPLUS(ponanzaの勝利で幕を閉じた電王戦第五局の一部始終レポート・会見編)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/215/215363/


日刊SPA!(第3回将棋電王戦全5局を総括。「1勝4敗」の意味するものとは?)
http://nikkan-spa.jp/626805


2014年4月05日 第4局 ○ツツカナ VS 森下卓×(持ち時間5時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg86681


マイナビニュース(森下九段とツツカナが創り出したもの - 好敵手から生まれた名勝負の秘密)
http://news.mynavi.jp/articles/2014/04/11/denou3/


週アスPLUS(森下九段が惨敗した小田原城決戦・電王戦詳細レポート)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/213/213635/


2014年3月29日 第3局 ○豊島将之 VS YSS×(持ち時間5時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg86172


マイナビニュース(人間が勝つ鍵はどこにあるか - 豊島七段・会心の勝利に見えた横歩取りの深淵なる世界)
http://news.mynavi.jp/articles/2014/04/04/denou3/


ニコニコニュース(第3回 将棋電王戦 第3局 船江恒平)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1014806


週アスPLUS(豊島七段の超速将棋が光った電王戦第三局詳細レポート)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/212/212005/


ニコニコニュース(豊島将之七段、対COM「受けが強い人が向いているのではないか」)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1048860


ニコニコ動画(第3回電王戦 豊島将之七段 vs YSSをビジュアル解説)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23220072


2014年3月22日 第2局 ○やねうら王 VS 佐藤紳哉×(持ち時間5時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg85595


マイナビニュース(佐藤六段に待ち受けていた光と闇 - 罠をかいくぐり最後に生き残ったのはどちらか)
http://news.mynavi.jp/articles/2014/03/26/denou2/


ニコニコニュース(第3回 将棋電王戦 第2局 河口俊彦
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1006844


週アスPLUS(佐藤紳哉六段が敗れた電王戦第二局を詳細レポート)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/209/209835/


日刊SPA!(炎上を経て「電王戦第2局」開催へ 顛末と見どころをチェック)
http://nikkan-spa.jp/609460


ニコニコ動画(第3回将棋電王戦 佐藤紳哉六段 vs やねうら王をビジュアル解説)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23194172


2014年3月15日 第1局 ×菅井竜也五段 VS 習甦○(持ち時間5時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg84969


マイナビニュース(菅井五段の誤算は"イメージと事実の差" - 進化を遂げた習甦の強さ)
http://news.mynavi.jp/articles/2014/03/19/denou/


ニコニコニュース(第3回 将棋電王戦 第1局 観戦記 先崎学
http://news.nicovideo.jp/watch/nw995987


週アスPLUS(習甦がリベンジを果たす!!将棋電王戦第一局の熱きバトル詳細!)
http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/208/208094/


日刊SPA!(人間とコンピュータの戦い再び 第3回「将棋電王戦」第1局観戦記)
http://nikkan-spa.jp/609458


2014年3月15日 第3回電王戦開幕
niconico(第3回将棋電王戦 HUMAN VS COMPUTER)
http://ex.nicovideo.jp/denou/3rd/match.html


(関連用語)
菅井説           10年後にはプロ棋士の方が強くなるという菅井プロの仮説
ソフト差替問題       やねうら王のバグ取りの際に、思考部を変更してしまった問題
(差し替え自体はドワンゴの許可済であり、思考部変更不可の約束はしていない)
竹藪に入らずに竹の子を採る やねうらお氏が思考部変更の説明の際の不可能を意味するたとえ
第2局PV事件       ソフト差替問題でやねうらお氏が一方的にPVで叩かれた事件
ルール変更問題       やねうら王新Ver.に変更されたのが、PV事件後に旧Ver.に変更
24点法問題        連盟からの要請により27点法から24点法へソフトが改変された問題
(この問題は未だに公式発表がなく、お蔵入りしたため、連盟に対する懐疑の要因となっている)
なにやらよく分かりませんが 片上プロがやねうらお氏に対し、何度も使った言葉
西尾戦略          ソフト同士の自動対戦で序盤の作戦勝ちを狙う電王戦用の戦略
豊島戦略          序盤が長い将棋か、すぐ終盤に入る将棋が勝ちやすいという対ソフト戦略
森下案           持ち時間3時間・秒読み一手15分・盤駒使用という電王戦ルール案
ヒューマンエラー      ヒューマンエラーが無くなれば5戦全勝というのが森下案の理念
Ponanza表記問題       長らく「ponanza」表記だったが、開発者が「Ponanza」を選択し決着

 

2014-03-23 第三回電王戦第2戦「やねうら王VS佐藤紳哉六段」について、あるいはやねうらおさんについて思うこと(ソフト差替問題)
http://d.hatena.ne.jp/t_tutiya/20140323/1395557842

2014-04-06 電王戦 第四局 ツツカナ戦について思うこと(西尾戦略)
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20140406


<第1回将棋電王トーナメント
2014年11月2日 電王:Ponanza
niconico将棋電王トーナメント
http://ex.nicovideo.jp/denou/tournament/2013/result.html


(将棋ソフトデータ)

Ponanza・ツツカナ・習甦については、過去記事の「将棋ソフトデータ」を参照

 

・Ponanza&ツツカナ
共に電王戦出場、世界最強の“同僚”
――コンピュータ将棋ソフト開発者 一丸貴則さん・山本一成さん(前編)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1404/25/news016.html


“敵”が“先生”になる日
――コンピュータ将棋ソフト開発者 一丸貴則さん・山本一成さん(後編)
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1404/25/news017.html

 

・YSS(Yamashita Shogi System)
http://www32.ocn.ne.jp/~yss/index_j.html
http://ja.wikipedia.org/wiki/AI%E5%B0%86%E6%A3%8B#YSS


・やねうら王
http://yaneuraou.yaneu.com/


ゲーム制作サークル名「Studio Attic」(屋根裏部屋で活動)→やねうらお(開発者)
http://d.hatena.ne.jp/yaneurao/20081222

 

電王戦の歴史&資料集(2)

<ここまでの電王戦・戦績>
プロ棋士  2勝3敗1分(勝率4割)
元プロ棋士 0勝1敗
     2勝4敗1分(勝率3割3分3厘)


プロ棋士  1勝0敗(電王戦以前)
女流棋士  0勝1敗(電王戦以前)


<電王戦リベンジマッチ>
2013年12月31日 ○船江恒平五段VSツツカナ×(持ち時間4時間)
niconico(電王戦リベンジマッチ)
http://ex.nicovideo.jp/denou/revenge/


棋譜(電王戦リベンジマッチ決着!)
http://blackwannabe.net/post-452/


ニコニコニュース(将棋電王戦リベンジマッチ観戦記 大崎善生
http://news.nicovideo.jp/watch/nw902245


<電王戦タッグマッチ>
2013年8月31日 優勝:佐藤慎一四段&Ponanzaタッグ
日刊SPA!(プロ棋士とコンピュータが組むとどうなった?)
http://nikkan-spa.jp/505147


日本将棋連盟(「電王戦タッグマッチ」の模様)
http://www.shogi.or.jp/topics/2013/09/post-816.html


niconico(電王戦タッグマッチ)
http://ex.nicovideo.jp/denou/tag/


棋譜(ニコニコ静画)
第4局 http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg69266
第3局 http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg69139
第2局 http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg69293
第1局 http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg68540


(関連用語)
だってGPSが指せって言うからさ~ 三浦弘行プロがGPS将棋を信頼し過ぎて敗れた時の弁
俺はこの手を指す!         佐藤慎一プロがPonanzaの指し手を無視した時の強弁
ディープインパクト         佐藤慎一プロの局後の発言「武豊さんの気持ちが少しわかりました」
アドバンスド将棋          人間と将棋ソフトのタッグによる将棋で、将棋ソフト単体よりも強いと予想される


アドバンスド将棋イベント
http://entcog.c.ooco.jp/entcog/contents/event/advanced.html


<電王戦エキシビションマッチ>
女流棋士3人、コンピュータ将棋ソフトと熱戦【ニコニコ超会議2】
http://nikkan-spa.jp/431171


<第2回電王戦>
2013年4月20日 第5局 ×三浦弘行八段 VS GPS将棋○(持ち時間4時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg58174


マイナビニュース(鉄壁の包囲網を突破したGPS将棋の超攻撃的センス)
http://news.mynavi.jp/articles/2013/04/24/denousen/


日刊SPA!(トップ棋士に勝ったコンピュータの「見たことがない仕掛け」)
http://nikkan-spa.jp/429665


現代ビジネス(「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【前編】)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35657


現代ビジネス(「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【後編】)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35787


Shinya Kojima/Chess Player(第二回電王戦 第五局 - 将棋の未来はどうなるか -)
http://shinyakojima-blog.blogspot.jp/2013/04/blog-post.html


探索木表示
http://www.tanaka.ecc.u-tokyo.ac.jp/ktanaka/denou2/


2013年4月13日 第4局 △Puella α VS 塚田泰明九段△(持ち時間4時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg57568


マイナビニュース(泥にまみれた塚田九段が譲れなかったもの)
http://news.mynavi.jp/articles/2013/04/17/denousen/


ニコニコニュース(第2回将棋電王戦 第4局 電王戦記 河口俊彦
http://news.nicovideo.jp/watch/nw588820


buoyance(電王戦第四局 塚田泰明九段 対 Puella α)
http://d.hatena.ne.jp/hiraoka64/20130413/1365878029


2013年4月6日 第3局 ×船江恒平五段 VS ツツカナ○(持ち時間4時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg56929


マイナビニュース(逆転に次ぐ逆転と「△6六銀」の謎)
http://news.mynavi.jp/articles/2013/04/10/denousen/


ニコニコニュース(第2回将棋電王戦 第3局 電王戦記 大崎善生
http://news.nicovideo.jp/watch/nw579724


2013年3月30日 第2局 ○Ponanza VS 佐藤慎一四段×(持ち時間4時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg56343


マイナビニュース(進化の壁を越えたコンピュータが歴史に新たな1ページを刻む)
http://news.mynavi.jp/articles/2013/04/03/denousen/


ニコニコニュース(第2回将棋電王戦 第2局 電王戦記 先崎学
http://news.nicovideo.jp/watch/nw570372/2


2013年3月23日 第1局 ○阿部光瑠四段 VS 習甦×(持ち時間4時間)
棋譜(ニコニコ静画)
http://seiga.nicovideo.jp/watch/mg55741


マイナビニュース(若き天才棋士が見せた"戦いの理想形"とコンピュータの悪手)
http://news.mynavi.jp/articles/2013/03/27/denousen/


2013年3月23日 第2回電王戦開幕
niconico(第2回将棋電王戦 HUMAN VS COMPUTER)
http://ex.nicovideo.jp/denousen2013/


(関連用語)
強いよね(山本版)  佐藤紳哉プロの「豊島?強いよね」発言から橋本崇載プロ、Ponanzaの山本氏へと続く、お笑いの天丼パターン
先崎理論       佐藤慎一プロへの励ましの意味を込めた「プロは恥を売るのが商売」という理論
△7四歩       ツツカナが後手番で指した対人間用の指し手
103        ツツカナ開発者の市丸さんのこと
妖精(開発者版)   温厚な雰囲気のツツカナの市丸氏への呼称で、棋界の妖精は安食女流
少女A        Puella αの意味だが、中森明菜の歌ではなく探索方法に由来(Puella α探索)
A級リーグ指し手1号 以前に伊藤氏が開発していた大リーグボール1号由来のハード化エンジン
名人を超えている   物議を醸したPuella αの伊藤氏の発言
負けてもいいんですよ 悪役を宣言したPuella αの伊藤氏の発言
心が折れました    Puella αが▲7七玉と入玉の意思?を示した時の塚田泰明プロの心境
入玉処理プログラム  貸し出し用ボンクラーズには入っていないが、本番用ボンクラーズとPuella αには入っていた
点数計算プログラム  Puella αには、おそらく入っていなかったため、名人を超えられなかった
指差し確認      塚田泰明プロが持将棋の点数計算をする時の手法
先手横歩取り     塚田泰明プロと佐藤慎一プロによると、ソフトは先手横歩取りが凄く強いらしい


(将棋ソフトデータ)
・GPS将棋(2.7億手/秒、667台)

ゲームプログラミングセミナーのメンバーが中心となって開発していることに由来
http://gps.tanaka.ecc.u-tokyo.ac.jp/gpsshogi/
http://ja.wikipedia.org/wiki/GPS%E5%B0%86%E6%A3%8B


・Puella α(元・ボンクラーズ)(3台)
http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/
http://ja.wikipedia.org/wiki/Puella_%CE%B1


ラテン語の「少女」(Puella)+α(α-β探索)
または、アニメ「魔法少女まどか☆マギカ」のラテン語表記「PUELLA MAGI MADOKA MAGICA」に由来


ブログタイトルの「A級リーグ指し手1号」は、ボンクラーズの前のFPGA将棋のシステムの名前であり、「大リーグボール1号」に由来
http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/files/gpw2008hard_pub.pdf


・ツツカナ(480万手/秒、1台)
時計の部品である筒カナに由来
http://www.studiobreitling.com/dictionary/t3-002.html


・Ponanza(4000万手/秒、10台)
http://ponanza.hatenadiary.jp/


・習甦(1100万手/秒、2台)
羽生善治プロから白星を積み重ねたいことに由来(「羽」「生」「白」「更」で「習甦」)

 

電王戦の歴史&資料集(1)

<第1回電王戦>
2011年12月21日 ○ボンクラーズ VS 米長邦雄永世棋聖×(持ち時間3時間)
棋譜(将棋の棋譜でーたべーす)
http://wiki.optus.nu/shogi/index.php?cmd=kif&cmds=display&kid=74618


ねとらぼ(「米長邦雄永世棋聖 vs. ボンクラーズ プロ棋士対コンピューター 将棋電王戦」を振り返る)
http://gadget.itmedia.co.jp/gg/articles/1201/17/news085.html


(関連用語)
新米長玉  初手▲7六歩に対する2手目に△6二玉
米長理論1 「私はボンクラーズに対する後手の最善手は6二玉ということに、私の研究では結論が出ました。」
米長理論2 「プロが自分というものを殺してね、コンピューターの長所・弱点を全部知り尽くした上で指せるかどうか。かっこいいとこ見せようとかね、こういう風にやろうというふうにプロが考えた時には、プロが負ける時だと思うんですね。」
米長理論3 「コンピューターをどこまで研究しているかどうかにかかっているんであって、強い棋士が出たからといってプロが勝つという、そういう次元ではない。」


米長邦雄永世棋聖インタビュー 第2回将棋電王戦(ニコニコ動画
http://www.nicovideo.jp/watch/1360724683


(将棋ソフトデータ)
ボンクラーズ(現・Puella α)
http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/
http://ja.wikipedia.org/wiki/Puella_%CE%B1


ボナンザクラスターズの略、または漫画『あずまんが大王』の滝野智・神楽・春日歩の3人に由来。


<電王戦以前>
2010年10月11日 ×清水女流王将 VS あから2010○(持ち時間3時間)
棋譜(駒桜)
http://komazakura.shogi.or.jp/vscomshogi/kifu/


マイナビニュース(プロ棋士vsコンピューター - 「あから2010」の威力を目撃してきた)
http://news.mynavi.jp/articles/2010/10/12/akara/


2007年03月21日 ×Bonanza VS 渡辺明○(持ち時間2時間)
棋譜(2007年3月21日 渡辺明竜王 対 ボナンザ)
http://live.shogi.or.jp/daiwa/kifu/1e/daiwa200703210101.html


動画(大和証券杯特別対局「渡辺竜王VSボナンザ」)
http://v.youku.com/v_show/id_XMzE3MTI2ODA4.html


渡辺明ブログ(大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その1(対局準備))
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/148732e1b586255f0d0640074c86a54b


渡辺明ブログ(大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その2(当日編))
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/44150b5b5d9e8d6d04a84292a13ce277


渡辺明ブログ(ボナンザ戦補足など。)
http://blog.goo.ne.jp/kishi-akira/e/1977e7817f440550ab9dc476697998f8


1996年9月20日 プロ棋士VSコンピュータ将棋の歴史が始まる
コンピュータ将棋 対 人間 対戦の記録
http://www.junichi-takada.jp/computer_shogi/comvshuman.html


(将棋ソフトデータ)
・あから2010
「激指」「GPS将棋」「Bonanza」「YSS」の合議制
将棋の全局面数に近い数の10の266乗が「阿伽羅」


Bonanza
http://www.geocities.jp/bonanza_shogi/
http://ja.wikipedia.org/wiki/Bonanza

 

将棋・棋界に対する誤解4 コンピューター将棋は本当に名人を超えたのか?

まず最初に「超えた」「超えていない」を論ずる場合、基準の明示なくしては、その判定をすることは不可能である。
単純に勝敗なら、対プロ棋士の勝率から、すでにタイトルホルダーを超えている可能性が高い。
しかし、将棋の勝敗は、将棋を楽しむ上での1つの視点に過ぎない。
もちろん、それは非常に重要な視点ではあるが、それと同等以上の視点もあるということである。

 

以下の考察は、トップのプロ棋士や、トップのコンピューター将棋を対象としたものです。

 

対局の面白さ
     プロ棋士 ソフト
プロ棋士   ◎   ◎
ソフト    ◎   △

 

「対局の面白さ」に関して、プロ棋士が絡むと面白いが、ソフト同士だと、その面白さがガクンと落ちる。
今やソフトがプロ棋士の実力を凌いでいるにも関わらずである。

 

対局のドラマ性
     プロ棋士 ソフト
プロ棋士   ○   ◎
ソフト    ◎   △

 

まずは、盤外要因として、「対局のドラマ性」が挙げられる。
心を持たないソフトと違って、プロ棋士は背負っているものが大きいため、観戦者は感情移入をしやすい。


特に電王戦は、ソフトの凄まじい計算能力に対し、人間の代表としてのプロ棋士が知性を駆使して対抗するため、様々なドラマが生じやすい。

 

対局の希少性
     プロ棋士 ソフト
プロ棋士   ○   ◎
ソフト    ◎   △

 

さらに、電王戦は年に5局、リベンジマッチを入れても6局のため、その希少性から注目を浴びやすい。

 

棋譜の美しさ

     プロ棋士 ソフト
プロ棋士   ◎   ○
ソフト    ○   △

 

盤外要因は電王戦が有利だが、盤上の棋譜では、プロ棋士同士の棋譜の方が優れている。
なぜならば、指し手には流れがあり、棋譜には美しさというものがあるからだ。

 

ソフトの場合はいくら強くても、人間から見ると理解しがたい手が生じることがあり、それは今後解明すべき課題ではあるが、片っ端から読んで決めた指し手よりも、意図して指した人間の指し手の方が、人間が将棋を学んだり、楽しんだりするのには、重要だということである。

 

電王戦の場合は、美しい棋譜が生じることもあるが、ソフトの序盤の不自然な指し手から、人間の終盤でのミスにより、一気に終盤で逆転したり、ソフトが負ける時は、序盤から完封されたり、極端な展開も生じやすい。

 

棋力バランス
     序盤  中盤 終盤
プロ棋士 ◎   ◎  ○(△)
ソフト  ○(△)◎  ◎

 

ソフトの棋譜が美しくなりにくい大きな要因は、序盤・中盤・終盤のアンバランスさにある。
序盤がぎこちない指し手でも、終盤の腕力で勝ちさえすれば、そのソフトが強いことには変わりない。
しかし、それは美しい棋譜とは言い難い。
感覚的な問題とはいえ、人間の有段者か、それに近い棋力であれば、言いたいことは分かってもらえると思う。
だからこそ、ソフトの制作者の中には、ただ強いだけでなく、美しい棋譜を残したいと思う者がいるわけだし、人工知能という観点からしても、人間の思考に近づけたいと思うのは、ごく自然なことではないかと思う。

 

なお、プロ棋士の終盤に(△)としているのは、時間に追われたり、疲労や思い込みなどによるヒューマンエラーが生じるからです。
ソフトの序盤に(△)としているのは、時間の長い将棋ですと、かなり序盤の指し手が自然になってきましたが、苦手な戦型となると、不自然な指し手になりやすく、自然な指し手の場合も定跡を使っている場合は、純粋にソフトの指し手とはいえないからです。

 

そして、「対局のドラマ性」「対局の希少性」「棋譜の美しさ」の3つを考慮すると、最初の「対局の面白さ」が成り立つというわけです。

 

以上の考察から、ソフトがすべてに渡って人間を超えているわけではないので、視点によって、その優位性が入れ替わることになります。

 

強さ   ソフト>人間
対局   人間>ソフト
終盤研究 ソフト>人間
解説   人間>ソフト

 

対局相手の強さだけを求めるのなら、ソフトですが、対局して楽しんだり、強くなりたい場合は、「棋力バランス」の関係から、人間との対局の方が優れています。
終盤の研究をしたいのなら、ソフトは非常に有用なツールになりますが、感想戦をしたり、指し手の解説を聞く場合は、人間の方が遥かに優れています。

 

ですから、今後コンピューター将棋の指し手がどこまで自然になるか、棋譜解析や解説機能がどこまで発展するかは、プロ棋士の強さを超えた現在であっても、大きなテーマであり、今後楽しみにしたいと思います。

 

それと同時に、まだまだ人間には、ソフトにはない様々な長所がありますから、プロ棋士は今後も人類の知性の代表として、たとえソフトに敗れたとしても、ちっぽけなプライドを守るために醜態をさらすのではなく、もっと大きな視点に立って、堂々とその優れた能力を活かした活動をし、ソフトとの共存共栄を果たして欲しいものです。

 

将棋・棋界に対する誤解3 プロ棋士はスターなのか?

果たして、プロ棋士はプロ棋士であれば、即スターであろうか?
そうでないのならば、いったいどの棋士がスターなのか?
あるいは、スターであるには、どのような条件が必要なのか?
さらに、一般人とプロ棋士の違いを、どのように考えるべきか?
そこのところを考察してみたい。

 

1 スターの条件とは?

まず、スターの辞書的な意味は「ある分野で際立った人気者」とのことである。
ということは、スターの条件は当然、「人気」が必須条件であり、
「将棋がどんなに強くても、人気が無ければ、スターではない」
ということは、容易に分かることである。
ましてや、「知名度」が低ければ、人気の出ようが無く、とてもスターの条件どころではない。

 

さて、ここでボンクラーズの開発者である伊藤氏の以下のブログ記事から、
連盟の発言(弁護士を通じての連盟の反論文書)を引用する。
http://aleag.cocolog-nifty.com/blog/2014/05/post-4102.html

 

> 原告は(中略)この機に乗じた売名行為とも評されかねない
> 不自然な要求に固執し、本訴訟に至ったという経緯がある。(中略)
> 被告将棋連盟の理事の陣容について説明を付すと、会長には谷川浩司永世名人・九段、
> 専務理事には青野照市九段、担当常務理事には中川大輔八段らが就任しているなど、
> 将棋界の一流のスター棋士が名を連ねており、原告の要望どおり、
> 仮に理事らとの面談が実現されれば、原告は将棋ソフト開発者として将棋界において、
> 将棋ファンのみならず世間からも高い注目を受け、
> 大きな反響を巻き起こすには想像に難くないところであった。

 

あまりに、突っ込みどころ満載で、つい
「たとえそう思っていても、それを自分から言うか?www」
と言って、爆笑しそうになってしまう。
おっと、定義的に一人では爆笑できないので、それを言うなら、大笑いですねw

 

ただし、自分は、アンチ連盟ではないので、この記事は、
決して連盟を叩いたり、嘲笑したりするのが目的ではない。
ただ、連盟があまりにも恥ずかしい言動を繰り返して、自滅しないことを
一将棋ファンとして強く望んでいるのである。
また、連盟の発言が棋士の総意だとも思っていない。
引用の発言を見て、赤面する常識的な棋士が多数いることを、私は切望しているのだ。

 

2 スター棋士は誰なのか?

さて問題は、人気以前の知名度だ。
そもそも私の周りには、将棋のルールを知っている程度の人間がほとんどで、
プロ棋士の名前など、ほとんど知られていない。
その中で圧倒的な知名度なのが、羽生さんで、森内・渡辺の名前などは、
コアな将棋ファンには知られていても、それ以外の一般人には「誰それ?」という感じである。(谷川さんの名前は聞くのを忘れた。)
ましてや、タイトルホルダー以外となると、将棋をそこそこ指せる者でも、知名度は怪しくなる。
とても、人気がどうこういうレベルではない。

 

だから、一将棋ソフト開発者に対し、訳の分からないバッシングをする暇があったら、
連盟はもっと将棋の普及と、棋士の知名度アップに時間を費やすべきではないのか?
完全に力を注ぐ方向性が間違っていると思う。

 

では、「将棋ファン」に限定した話だったら、どうだろうか?
タイトルホルダー経験者なら、スターと言ってもいいだろう。
ただし、それも個人差がある。
将棋のファンであっても、友達と指すのが好きなだけで、プロの将棋なんて、
難しくてさっぱり分からないというレベルの層が多いからだ。
(子供の頃の自分はそうだったし、プロ将棋の話なんて、友達としたことがなかった)
その者たちにとって、タイトルホルダーはスターとは限らない。
なんとなく尊敬している者もいれば、ほとんど無関心の者もいるだろう。

 

つまり、スターかどうかというのは、客観的に決まるものではなく、
主観的に決まるものであり、ある人にとって、スターの棋士が、
別の人にとって、スターではないというのは当然有り得ることである。
だから、将棋ファンにとっても、将棋が強ければ即スターというわけではないのである。

 

3 プロ棋士と一般人の違い

さらに注意しなければ、ならないことがある。
数学的にいえば「将棋の強さ」と「人気」は、

スター棋士必要条件ではあっても、十分条件ではないということである。

このことを分かりやすくするために、以下に表にしてみた。

 

         将棋の強さ 知名度 人間性
スター棋士      ○    ○   ○
無名普通棋士     ○    ×   ○
有名悪名棋士     ○    ○   ×
無名悪名棋士     ○    ×   ×

 

つまり、たとえタイトルホルダー経験者で、かつ知名度が高くても、
「人間性が低くてはスターでは無い」のである。
もっとも、何をもって人間性が高いといえるかは難しい問題ではあるが、
それはこの記事の本題ではないので、割愛する。
ただし、連盟が「将棋の強さ=人間性の高さ」勘違いしていないことを願っている。

 

どんなに将棋が強くても、スキャンダルで世間を賑わせたりしたら、世間にとって嘲笑の対象であるし、
一将棋ソフト開発者に対し、不必要に攻撃したりしたら、スター棋士の印象まで悪くなりかねない。

 

さらにやっかいなことに、何か問題を起こした場合、能力の高さや、知名度が仇となって、
悪名が世間に轟き、その評価は一般人よりも低くなることを連盟は強く認識しなければならない。

 

世間の評価順にならべると、
能力が高い人格者>能力が低い人格者>能力が低い非人格者>能力が高い非人格者
となりやすい。

 

つまり、能力の高さは「諸刃の剣」であり、それをどう使うかが大切なのであって、
そこで天狗になって、一般人を見下した態度をとってしまえば、もはやスター性は欠落しているのである。

 

だからこそ、プロ棋士は強くなればなるほど、謙虚になり、己の人間性を磨くことを強く認識すべきだと思う。
能力が高ければ高いほど、世間や他の棋士への影響は強くなる。
決して、能力の高さは、好き勝手に振る舞っていいということにはならず、
特にプロの場合は責任の大きさが同時に生じるのである。

 

せっかく、棋士の方々は、将棋という素晴らしい文化において、素晴らしい能力を発揮されているのだから、
それを正しい方向、言い換えれば、世間から評価される方向へと使ってほしい。
そして、連盟はその素晴らしい文化を汚さないよう、慎重に謙虚に、広い心で外部と対応してほしいものである。
私は、それを心から願ってやまない。

 

将棋・棋界に対する誤解2 将棋は論理的思考に役立つのか?

果たして、将棋は論理的思考に役立つのか?
私の個人的見解では、役に立たない。
電王戦での棋士の対応を見ても、論理の初歩すら分かっていないのが現状である。
(ただし、このことは、棋士に限った話ではない。)
将棋は、将棋が強くなるのに役立つのであり、論理性を身に着けるには、論理学を直接学んだ方がいい。

ところが、論理学を学べば論理的かというと、必ずしもそうではない。
学問における論理性が、日常会話における言語による論理的能力へと反映されるかどうかは、その人次第だからだ。
中途半端に論理的な者が、論理的厳密さの難しさを知らず、自信たっぷりに主張するのは、非常にありがちなことである。
少なくとも、複雑なケースを思考する時などは、場合分け(プログラミングでいう条件分岐)をして、持論に固執しない客観的かつ多角的分析ぐらいは出来なければ、論理性の最低条件を満たしているとはいえない。

では、将棋は論理性と全く関係がないかというと、そうではない。
将棋は、思考能力を高めるのに、非常に有用な手段だと、私は思っている。
もし論理的な者が、将棋で思考能力を高めれば、その論理性は最大限に発揮されるだろう。
つまり、論理的な能力開発に直接的には役立たないが、論理性を高めるための脳力開発には役立つというわけである。(能力開発と脳力開発の違い)

だから、プロ棋士脳力は驚くほど優れている。
しかし、能力が優れているかは、その者の得意分野次第である。
プロ棋士がその集中力やイメージ力を、特定の分野に活かせば、その分野において、凄まじい能力を発揮するに違いない。

そして、私自身も、将棋は脳を活性化させるのに、非常に役立っている。
単なる勝ち負けを競うゲームではなく、自分自身を高める非常に有用な手段という意味で、将棋は非常に重要な文化だといえる。
それを理解していない者が、勝敗だけで将棋の未来を憂うのであり、将棋の本質や有用性は、昔から一切揺らぐことはなく、今後の電王戦の結果がどうであろうと、未来永劫その価値は不変なのである。